これで完璧!上手な譜めくりのコツ


オンライン楽器レッスン Joyle(ジョイル)ピアノ講師の松橋朋潤です。

前回は、譜めくりの魅力をお話しましたが、今回は上手な譜めくりのコツを伝授します。

上手な譜めくりとは

譜めくりは得意ですか?「自分が演奏するときより緊張する」という方も多いですよね。

僕が考える上手な譜めくりとは、

  • 目立たない
  • ピアニストのタイミングに合わせられる

の2つを兼ね備えた譜めくりです。

譜めくりは主役より目立ってはいけません。そして、ピアニストが気持ちよくなるような譜めくりができればベストです。もちろん、譜めくりするタイミングを間違わないのよう、最大限に気を使わなければなりません。

譜めくりのコツ

まず譜めくりは、左手で行うのがコツです。こうすることで、腕が楽譜に被りにくくなります。

また、できるだけ音を立てずに譜めくりするように気をつけて下さい。テンポが速い曲の場合、手早く譜めくりを行う必要があります。その箇所が、f(フォルテ)やff(フォルティッシモ)のように強く演奏される場合はスピード優先にし、逆にpp(ピアニッシモ)のように弱く演奏される場合は、「目立たないように、目立たないように・・」といつも以上に気を使います。

譜めくり時に立つ位置としては、ピアノの横が理想です。鍵盤の前ですと、奏者の邪魔になってしまう可能性があります。

僕が実際に譜めくりした動画です。参考にしてみてください。

あと、譜めくりの際に、あらかじめページを斜めに曲げておく譜めくりストがいますが、そうしないで欲しい奏者もいるので、事前に確認しておきましょう。

音を追う

譜めくりをするタイミングを測るためには、音を追うことが必要です。演奏を聴くことに没頭してしまわないように、目をしっかり開いて、追うのが基本です。

慣れない時は、拍を数えながら追ったり、小節頭などのバスの音に注意して追うのも良いでしょう。ベートーベンの大フーガなどをはじめ、複数の声部がある曲(ポリフォニー)の場合、追うのが難しくなります。事前に演奏を聴きながら楽譜を見るなど、しっかり予習しておきましょう。

譜めくりのタイミング

譜めくりするタイミングについて、ページが終わる1〜2小節前が基本です。これに、「同じ音が続くなら早めに」「複雑な箇所ならギリギリまで待つ」といったように調整します。自分が弾くことを考えてみるとイメージしやすいかもしれません。

また、ピアニストによっては、「ここでめくる」ことを表す記号を楽譜に書く人がいますので、事前に聞いてみるのも良いでしょう。

なお、ページが終わる1段前には席から立ちあがっておきましょう。きれいな譜めくりに、余裕は欠かせません。

舞台に入るときには

舞台に袖から入る際のコツがあります。

ピアニストが椅子に座る瞬間に楽譜が出ていて、かつ早く登場し過ぎないのが理想です。ここから、舞台の大きさやピアニストの歩測を考慮して、袖から出るタイミングを逆算します。

また舞台に出る際に、ピアニストとの距離が近すぎるのもNGです。例えば、ヴァイオリンとピアノのアンサンブルの場合、ヴァイオリン奏者とピアノ奏者の間の距離より、近づかないように気をつけています。

服装にも気をつける

舞台に出るわけですから、当然、服装にも気を使います。もちろん、目立ってはいけません。

スーツは黒を基本とし、白シャツに地味めなネクタイと、目立たない服装が理想です。僕は、譜めくり時にだけ使うスーツを用意しています。

は、立ち上がった時や歩いた時に音がしないように、ゴム底の靴にしています。


譜めくり一つとっても、意外と奥が 深いことがお分かり頂けましたでしょうか?もっと語りたいことがあるのですが、それは僕のピアノレッスンで存分に語らせて頂きます(笑)。ぜひ受講してみてくださいね。

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松橋 朋潤(ピアノ)

松橋 朋潤(ピアノ)

東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業、同大学院修士課程修了。 少ない時間で効果的に上達したい方、本格的な技術向上を望む方、大歓迎です。趣味は料理、飲酒(地酒&ワイン好き)、アクアリウム、サイクルロードレース、ゲーム、スキー。 大学院修士課程修了時、成績優秀者に贈られる藝大クラヴィーア賞受賞。ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会コンチェルト部門初級優秀賞。A1級、C級、D級入選。 Jr.G級ベスト8賞。 第5回日本演奏家コンクール 第1位。第21回レ・スプレンデル音楽コンクール第2位。 第14回日本クラシック音楽コンクール第4位。イタリアにて開催された36thフィナーレ・リーグレ国際コンクール第3位。
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