千野流!サックスの選び方

Photo by Tom Oates
A phosphor bronze tenor saxophone, made by Bauhaus Walstein in 2008. (Photo by Tom Oates)

オンライン楽器レッスン Joyle(ジョイル)のサックス講師の千野哲太です。

どんな楽器をはじめるにしても大切ことは、楽器選びです。今回は、千野流のサックスの選び方を伝授しちゃいます。

サックスの選び方

アルト・サックス
アルト・サックス

サックスを買うにあたって、選ぶものが2つあります。それは、サックス本体とマウスピース!この組み合わせで音が変わってくるわけですが、どれが良いのか悩みがちです。千野的には、マウスピースより、まずはサックス本体を選んでしまうのがオススメです。

サックス本体の選び方のポイントは2つ。

  1. 吹き心地
  2. 出てくる音色

吹き心地は、息を入れた時の感触のことです。楽に吹けるサックスは初心者にオススメですが、その分、どうしても音が軽くなります。慣れてくると、これが物足りなくなってくるんですよね。僕は、息を入れた時に感じる”抵抗”(戻ってくる力)を見ます。これがある方が、キャパシティが広がります。

一方、出てくる音色は、やはり重厚な音が欲しいところ。しかも、敏感に反応にしてくれる楽器が良いですね。サックスは、吹き方次第で、クラシックな音から、エフェクターにかけたエレキギターのような音まで、色々な音の出し方ができる楽器です。楽器を選ぶ際は、そんなところも見て欲しいですね。

メーカーは、色々なモデルと作っているヤマハ、プロも愛用するセルマー、そして通好みクランポンが多いです。

マウスピースの選び方

サックス本体を選んだら、次はマウスピース。実際にサックスに挿して相性を見るのが良いでしょう。

その時に見るのは、やはり吹き心地と音色。組み合わせに迷ったら、サックス本体は吹きやすさ、マウスピースは抵抗が大きい方を選ぶのが千野流です。

メーカーは、セルマーヴァンドーレンです。特に、日本のサックス奏者はセルマー、中でもS90というモデルの愛用者が多いです。また、リードとマウスピースの開き方を数字で表すのですが、だいたい「170」か「180」に落ち着くことが多いです。隅々まで丁寧に吹きやすいんですよね。

ヴァンドーレンの方といえば、千野的には「フランスの香り」がします。なんというか、ノイズの入り方がおしゃれなんです。

ちなみに僕は、セルマーの「コンセプト」というモデルを愛用しています。私見ですが、このコンセプトは、バンドーレンに寄せた感じがするんです。つまり、セルマーとヴァンドーレンのいいとこ取りなわけです。

千野の実際

僕は、中学生1年生の終わりに、セルマーの楽器を親に買ってもらいました。「買い換えるなら、長く使える楽器が良いんじゃない?」と言う、とても理解のある親に感謝しています。

顧問先生・サックス講師に相談して、一緒に御茶ノ水の店(下倉楽器)に行きました。そこでは、ヤマハ875と875EX(最高モデル)、セルマーのシリーズIIとシリーズIIIの4本を試奏しました。その結果、セルマーのシリーズIIIを買い、今でも愛用しています。

ちなみに、藝大生のサックス奏者には、音が重厚と言われている「シリーズII」の愛用者が多いです。僕は、シリーズⅢの音色や響きのバランスが好きです。

あと、ネックにも割とこだわっていて、スターリングシルバーの金メッキのを愛用しています。これ、実は特注なんですよ。


ぜひサックス選びに迷ったら、気楽に相談してくださいね。そして、僕と一緒にサックスの世界にどっぷりはまっていきましょう!

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千野 哲太(サックス)

千野 哲太(サックス)

1996年生まれ。横浜市出身。2015年、神奈川県立弥栄高等学校芸術科音楽専攻卒業。高校在学中、校内オーディションを通過し、ブダペストの聖テレジア教会とウィーンのシューベルト生家で演奏。弥栄高校芸術科音楽専攻第5回室内楽・協奏曲・アリアの夕べ出演。 日本サクソフォーン協会主催、第16回ジュニアサクソフォーンコンクール第1位。 2016年、自身初のソロコンサートを横浜市にて開催。 また、ロックバンド”アマリリス”のライブ、レコーディングにサポートメンバーとして参加、アレンジャーも務める。 世界初のサクソフォーンとドラムのみによるロックバンド"Tokyo Rock'n Sax"では、加入前からレコーディングに参加。 MALTA氏主宰のJAZZ IN GEIDAI 2016に出演。 サクソフォーン以外にピアノや作曲でのコンクール一位及び入賞歴も生かし、路上ライブなども行う。音楽活動におけるモットーは"ジャンルレス"。 これまでに、サクソフォーンを田村哲、田村真寛、冨岡和男、須川展也、大石将紀の各氏に、室内楽を林田祐和氏に師事。マスタークラスなどで、Jerome Laran、大森義基、有村純親、福本信太郎、Levente Puskas、下地啓二、Claude Derangle、Nikita Zimin、松下洋、Arno Bornkampの各氏のレッスンを受講。第20回浜松国際管楽器アカデミー受講。Tokyo Rock'n Sax、メンバー。現在、東京藝術大学二年次在学中。
千野 哲太(サックス)

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