
オンライン楽器レッスン Joyle(ジョイル) フルート講師の金子良江です。
2回に渡って、ソロ(ピアノ伴奏)で吹ける曲を中心に、私が大好きなフルートの名曲たちご紹介します。フルートに馴染みのない方でも、一度聴いて頂ければ、フルートの魅力にハマること間違いなしです!
1. フルート協奏曲第2番 ニ長調 K.314 (285d) (モーツァルト)

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756-1791)が作曲した、フルートとオーケストラのための曲です。ピアノ伴奏で演奏されることも非常に多く、音大受験やコンクールなどでも良く演奏されます。おそらく、音大に行ったフルート奏者で、演奏したことはない人はいない、というくらいに有名な曲です。
この曲の魅力は、モーツァルトらしい明るく快活で、とても耳馴染みの良い旋律です。“The Mozart”という感じです。また、曲の出だしに装飾や伸ばし音など、フルートの特徴が分かりやすい部分があるため、そこを聴いただけで技量が分かってしまう怖い?曲でもあります。
某ピアノアニメでは、オーボエ吹きが演奏したので聴いたことがある方も多いと思います。
2. アルルの女より”メヌエット”(ビゼー)

「アルルの女」は、フランスの作曲家、ジョルジュ・ビゼー(Georges Bizet, 1838-1875)が作曲した管弦楽曲ですが、その中にフルートが大活躍する場面があります。それがこの「メヌエット(Menuet)」。題名は知らなくても、きっと曲は一度は耳にしたことがある人がほとんどだと思います。改めて語ることがないぐらいに、有名な曲です。
この曲は、聴くのと吹くのではイメージが違う曲なんですよね。簡単そうに聴こえる旋律ですが、口の形(アンブッシュア)がしっかりしてないと吹けない曲なんです。フルートを始めた方は、この曲を目標にすると良いでしょう。
ちなみにメヌエットとは、フランスの民族舞踊に由来する、ゆったりとしたリズムで優雅な踊るための宮廷舞踊のことです。
3. カルメン幻想曲(ボルヌ)

フランスのフルート奏者、フランソワ・ボルヌ(Francois Borne, 1840-1920)が、ビゼーのオペラ「カルメン」の”美味しいところ”を上手く抜粋して、一つのフルート曲に編曲したのがこの「カルメン幻想曲」です。
カルメンの超絶技巧さとあいまって、誰でも楽しく聴ける名曲です。もちろん吹いていても楽しくて、私が人前で演奏する際には良く取り上げる曲でもあります。
こうしたたくさんの魅力が詰まった楽器、フルート。ぜひ私のフルートレッスンを受けてみませんか?
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金子 良江(フルート)

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