クラシックサックスの曲たち(前編)


こんにちは、Skype オンライン楽器レッスン Joyle(ジョイル)サックス講師の千野哲太です。

今日は、サックスの曲を何曲か紹介していこうかなと思います。

このページを読んでくださっている皆さんはとっくにご存知かもしれませんが、サックスはジャズだけの楽器ではありません。ジャズとともに成長した楽器なので、たしかにジャズでは花形であり主役であり、なくてはならない存在にまで上り詰めることができました。さすがサックスです!

もちろん、サックスにも険しい道があります。そう、クラシック音楽におけるサックスの立ち位置はまだまだ低く見えてしまいます。しかし、器用になんでもやりこなすサックスであれば、今後クラシックも吹きこなせてしまうようになるかも。

、、とまあ前置きが長くなりましたが、これを知っていれば”クラシックサックス通”というような知る人ぞ知るクラシックサックスの曲を紹介します。

少々、独断と偏見による曲のチョイスになってしまうことが大いに考えられますがご容赦くださいませ(汗)

1. A. Desenclos 作曲「Prelude, cadence et final」

サックス吹きの間ではデザンクロといえばこの曲。

曲名の通りプレリュード、カダンス、フィナルの3部にはっきり分かれている曲です。聴くだけでもわかるはず。フランスでは、それぞれの頭文字をとって PCF と呼ばれることも多いそう。

プレリュード(前奏部)は、サックスとピアノが複雑に絡み合い、波のように感じられますね。冒頭は、不安の暗いイメージ、その後、解放の少し明るい響きに変わったように聴こえます。

カダンス(即興部)ではサックスもピアノもその技巧を聴衆に魅せます。サックス、ピアノのカダンスを終えると曲はフィナル(終結部)に向かいます。フィナルはプレリュードのモチーフ(動機)を使った技巧的で軽快な音楽を感じさせます。

2. A. Glazunov 作曲「Concerto」

出ました協奏曲。協奏曲とはソロ楽器とオーケストラで演奏される曲のこと。こちらもサックス吹きの間では超有名曲。知らない人はまずいない、超ド定番です。

ロシアの作曲家グラズノフはピアノ協奏曲第2番やヴォカリーズなどを作曲したラフマニノフと同じ国の同じ時代を生きた作曲家です。

協奏曲は普通3つの楽章から構成されますが、グラズノフは単一楽章で作り上げました。とはいえ、大きく3つの部分に分かれていて、曲想の移り変わりを楽しむことができます。この曲を聴けばサックスといえばジャズと言っていたことを忘れてしまうかも。

3. P. Bonneau 作曲「Caprice en forme de valse」

こちらは無伴奏です。サックス1本でメロディを吹き、ベースを吹き、和音を聴かせます。

ボノーとかカプリスって呼び方をしてる人が多く、ワルツ形式によるカプリスなんて呼んでいる人はまずいません(笑)

ボノー自身がサックス吹きであったことから、あえて難しい調性を使って故意に難しくしたそうです。おかげで、演奏会で吹くたびに練習しなければいけません。大変な曲ですね!!!

しかしこの曲は、サックスの音色の魅力を存分に使えるとても素晴らしい曲だと思っています。こちらの動画は、演奏会当日のロビーコンサートの模様ですが、そのような雰囲気にぴったりの可愛い曲ですね。


いかがでしたでしょうか、サックスの魅力を伝える3曲をご紹介しましたが曲選びが難しかったです。これは前編ということにして、また後編を書きたいと思います。この曲を紹介してくれみたいな意見がありましたら、レッスンの時に教えてくださいね。この記事を読んで、この曲やってみたいんだけどというのも大歓迎です。曲を聴いてレッスン受けたいと思った方も初レッスンで待ってます!

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千野 哲太(サックス)

千野 哲太(サックス)

1996年生まれ。横浜市出身。2015年、神奈川県立弥栄高等学校芸術科音楽専攻卒業。高校在学中、校内オーディションを通過し、ブダペストの聖テレジア教会とウィーンのシューベルト生家で演奏。弥栄高校芸術科音楽専攻第5回室内楽・協奏曲・アリアの夕べ出演。 日本サクソフォーン協会主催、第16回ジュニアサクソフォーンコンクール第1位。 2016年、自身初のソロコンサートを横浜市にて開催。 また、ロックバンド”アマリリス”のライブ、レコーディングにサポートメンバーとして参加、アレンジャーも務める。 世界初のサクソフォーンとドラムのみによるロックバンド"Tokyo Rock'n Sax"では、加入前からレコーディングに参加。 MALTA氏主宰のJAZZ IN GEIDAI 2016に出演。 サクソフォーン以外にピアノや作曲でのコンクール一位及び入賞歴も生かし、路上ライブなども行う。音楽活動におけるモットーは"ジャンルレス"。 これまでに、サクソフォーンを田村哲、田村真寛、冨岡和男、須川展也、大石将紀の各氏に、室内楽を林田祐和氏に師事。マスタークラスなどで、Jerome Laran、大森義基、有村純親、福本信太郎、Levente Puskas、下地啓二、Claude Derangle、Nikita Zimin、松下洋、Arno Bornkampの各氏のレッスンを受講。第20回浜松国際管楽器アカデミー受講。Tokyo Rock'n Sax、メンバー。現在、東京藝術大学二年次在学中。
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