レッスン体験!「楽曲分析の基礎 〜 ショパンのノクターンを題材に」

Lesson analyze

オンライン楽器レッスンジョイルの小池です。

Joyle は楽器レッスンのサービスですが、その中に異色なレッスンがあります。それは「楽曲分析レッスン」です!

楽曲分析とは?

楽曲分析とは、楽譜を分析することで曲を理解し、より芸術的な演奏にするためのものです。

作曲者は、とても忙しい人だったのか(?)、演奏に必要なことを全て書いたわけではありません。楽譜を見ながらプロの演奏を聴くと、「楽譜には ff やクレッシェンドがついていないのに、だんだん音が大きくなっている」とか「楽譜には書いてないのに、なぜかゆっくりなっている」ということに気づきます。これは、奏者が楽譜に書いてないこと、だけど素敵な演奏をするために重要なことを楽譜から汲み取って、演奏しているからです。

分析というと堅苦しいかもしれません。でも、例えば

  • ハ長調と変イ長調はどちらも長調だけど、どう違うんだろう?
  • このカッコ良く聴こえる和音は何だろう?
  • 明るい曲の”明るさ”は、どう表現するんだろう?

と思ったことはありませんか?

楽曲分析は、そうした謎を解くヒントを与えてくれます。

レッスン「楽曲分析の基礎」開始!

前置きが長くなりましたが、今回は楽曲分析の教えてくれるレッスン「楽曲分析の基礎 〜 ショパンのノクターンを題材に」の体験記をお送りします。講師は、實成悠介 講師です。


Minari lesson1

レッスン様子はこんな感じです。奥に Skype 通話用のiPhone(横向き)、手前は楽譜表示用の iPad (書き込みのできる楽譜アプリpiaScore)です。もちろん楽譜は紙でも構いません。また楽曲分析は、楽譜が中心なので、楽器がなくてできます(あった方が分かりやすいですが)。

楽曲分析に用いた楽譜は、ショパン作曲のノクターン第2番。とても有名な曲ですね。

実際の楽曲分析

レッスンは、主に講師が楽譜の流れに従って進めることになります。もちろん、途中分からないことがあれば、どんどん質問していきましょう。

準固有和音??

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1拍目と2拍目に、いきなり「準固有和音」という、なんだか難しい感じの和音が出てきました。

準固有和音とは、長調の中で同主調から借用してくる和音のこと。この曲は、変ホ長調(Es-dur)なんですが、赤丸のついた「ド音」をフラットにすることで、変ホ短調(Es-moll)の和音(E♭-A♭-C♭)になったわけです。

この長調からの準固有和音はすっと寂しさを差し込みたい時などに使われるようです。

3拍目では、変ホ長調の和音(I)に戻っていますので、落ち込んだ気持ちを少し戻すような意識をちょっと入れてみても良いかもしれませんね。

ショパンがよく使う完全5度

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これは、この曲の最後の部分です。安らぐような終わりですね。ここに出てくる「E♭-B♭」は完全5度と呼ばれる音程です。E♭から見てB♭は5度高い位置の音(E♭=1度、F=2度、G=3度、A♭=4度、B♭=5度)ということですね。

ショパンがよく使うということは、この部分をよりショパンらしく弾く、という解釈もあるかもしれません。

左右手が合わない部分をどう弾くか?

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この曲で意外と難しいのが、この部分。この1拍目では、12/8拍子の伴奏に、4連符を合わせます。

最初の音を除いて左手・右手を同時に弾くわけではないので、頭が混乱してきます(苦笑)。その結果、「なんとなく」な感じ弾いてしまうわけですが、それでは作曲したショパンに怒られてしまうので、しっかり弾きたいですよね。

實成講師によれば、「コツを掴めば難しくない」とのこと。そのコツとは、3つの8分音符をそれぞれ(1)符点16分+32分、(2)16分+16分、(3)16分+符点16分に分けて繋げる、というものです。こうすることで、全てが8分音符3/4分になるというわけです。なるほど、符点を意識すれば良いわけですね。

いかがでしたでしょうか。誌面では伝わりにくい部分もあるかと思いますが、実際のレッスンでは、實成講師の分かりやすいレッスンで、どんな方でも楽しんで楽曲分析を学んで頂けるかと思います。

ちなみに、このノクターンは楽譜にすると3ページ程度の曲なんですが、50分のレッスンを3回行って、ようやく最後までたどり着きました。毎回のレッスンで、あれこれ質問をしたためです。おかげで、楽曲分析を深く理解することが出来ました。

ぜひ Skype オンライン楽器レッスンジョイルの「楽曲分析の基礎 〜 ショパンのノクターンを題材に」をお試し下さい!